平成29年度の大道山竹炭工房の子ども達への支援内容を紹介します。今年度は「子供達と一緒にピザ窯を作って竹炭でピザを食べよう!!」をテーマに、河内小学校の3・4年生と一緒に、ものづくりを体験してもらいました。
第1回(2017年5月10日)
(オリエンテーション・ピザ窯土台作り):今井代表が「竹炭つくり」の方法を説明しました。そのあと、モルタルを作ってコンクリートブロックを積み上げ「ピザ窯の土台」を作りました。
- 全員で自己紹介しました
- 砂:3とセメント:1を入れて!
- 水を加えてネリネリしたらモルタル完成!
- コンクリ基礎に小手でモルタル塗って
- ブロックを載せて
- 3段目だって軽々と・・・
- 水平器でレベルを見て調整
- ピザ窯の土台完成です!
第2回(2017年6月9日)
(ピザ窯作り):前回(第1回)では土台の柱部分しか出来なかったので、工房にてその上のベースプレート窯本体のアーチ部を作るための木製型枠は作っておきました。型枠に沿って耐火煉瓦を積んでいきますが、アーチの内側と外側の円周の長さが違うので、くさびを入れながら調整しました。また、屋根をつけるために、柱の基礎づくりをしました。
- ベースと型枠は事前に準備しました
- 右写真のようにくさびを入れながら順に耐火煉瓦を積みます
- いい具合にアーチになってます
- 反対側も積み上げました
- ピザ窯の屋根作りのための基礎堀りです
- 基礎の下には瓦を割って入れます
- コンクリート製の基礎を入れました
- 足場鋼管を真ん中に入れて柱が完成です
- どうです完成しました
第3回(2017年7月26日)
(ピザ焼き・鮎飯):
第1回、2回で作ったピザ用石窯で、ピザを焼いて昼食会をしました。今回手助け頂いたのは河戸の古田、坂本、水野さんです。いつも米粉パンを作っておられる経験を生かして、米粉ピザの指導をして貰いました。近くの畑から取れたての「玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、カボチャ、ミニトマト・・・」、サラミ、チーズを米粉生地にトッピングし、窯に入れたら5分で完成です。また、苦労しながら焼鮎の骨を取って、炊き込みご飯に混ぜ、「鮎飯」も食べました。
- ピザピールと麺棒で生地を20cm丸に
- サラミや野菜をカット:手切るなよ!
- 窯用ピザピールで焼けた窯の中へ・・
- 将来はピザ職人になれそう・?
- 出来た!!美味しそう!!
- 自分で作ったピザは格別!!
- 鮎飯も美味い!!
- 大満足のピザでした!!
第4回(2017年9月15日)
(竹炭電池作り):竹炭を使って2種類の電池(携帯用と固定式)をつくりました。発光ダイオードが点灯したり、電子ブザーが鳴りました。電圧を上げるポイントはいかに抵抗値の少ない炭を使うかです。レモン電池も作ってみました。
- 電圧・電流や電池の仕組みを説明
- 竹炭にアルミホイールを巻いてます
- 何ボルト出ているかな?
- 電子ブザーの音が小っちゃいぞ!
- ペットボトルで電池を作りました
- ダイオードが赤く光ったよ!
- ここのグループのダイオードはすごく明るい!
- 何故うまくいかないのかな?何ボルト?
- レモンで電池を作りました。
- 全員上手に電池が完成しました
第5回(2017年10月17日)
(竹の伐採・割・結束・窯入れ/竹炭・竹酢液・竹塩作り):竹藪に入って鋸を使って3年もの位の孟宗竹を倒し、それを竹炭窯に入るサイズ60cmに切り、竹割器とハンマーで4つに割って鎌で節を取りました。特に割るのが大変だったようです。真竹に塩を詰めて竹塩の材料も作りました。窯に火を入れると煙突から液が垂れてきました。これが竹酢液です。
- 怪我をしないよう道具の使い方などを説明
- どっちに倒すかを決めて鋸を
- 根元を切るには真っすぐ刃を動かさなきゃ!
- 工房まで運ぶぞ!
- 60cmに切断!
- 割るのは難しいし危ない!
- 節をきれいに撮らないと!
- 真竹に塩を詰め込んで!
- 窯の構造も勉強しました
- 窯口は真っ赤に燃えています
第6回(2017年12月15日)
(竹チップ堆肥・竹トンボ作り):竹藪をきれいにするために竹破砕機をレンタルし、竹チップを作って牛糞を混ぜて竹チップ堆肥を作りました。竹破砕機は初めてで大きな音にびっくりです。出来たチップは1cm角の2mm位になり牛糞と混ぜて堆肥化します。来年には安全な堆肥が出来たら、花や野菜作りに活用します。また、竹トンボも作りました。
- 1週間前の堆肥の温度を測ると47℃でした
- 前回の堆肥の切り替えしをしました
- 竹チップのために孟宗竹を伐採
- 皆んなで運びました
- 竹破砕機の使い方を教えてもらい
- やってみましたすごい音です
- 出来た竹チップを隣にシートに運搬
- テミの使い方も上手でしょ!
- 竹トンボも作りました
第7回(2018年2月9日)
(竹炭による環境体験):これまでの活動で作った竹チップ堆肥を使って「桜の苗木の植樹」、竹炭を使って「農業用水路の水の浄化設備」を行いました。桜は高さ1.5のソメイヨシノを5本植樹しました。すでに花芽が出ているので、4月には少し花が咲くかもしれませんし、子供達が河内中学校に来るようになったら、すぐ近くなので毎日でも見ることが出来るようになります。また竹炭は袋に入れて、農業用水路の途中に設置することにより、浄化されて沼田川がきれいになることを期待するものです。
- 竹炭をナイロン網袋に入れます
- 竹チップ堆肥を袋に詰めます
- 一輪車に載せて出発!!
- 土と土壌改良剤を混ぜて
- 支柱杭をハンマーで建てます
- 苗木を穴に入れ土や竹チップ堆肥を被せます
- 支柱杭に名前を入れて
- 完成しました
- 農業用水路のどこに・・・?
- この辺に竹炭袋を設置しました